ghouten’s diary

mi amas mono.

Sigh & Gold

 異なる言語の交流、つまり翻訳という作業の必要性から、言葉に「正しい」だの「乱れている」だのという評価がつくようになる。本来は、仲間内で意思が通じさえすれば十分であって、そんな評価は存在しないはずなのだ。だいたい、現代の正しいとされている言葉だって、もし江戸時代の人が聞いたら乱れていると感じるだろうし、奈良時代の人が聞いたら外国語だと思うだろう。本来、言葉なんてそんなフワフワしたもの。伝わるかどうかを考えながら、試しながら、自由に言葉を使えばいい。点数主義に染まった挙句、訛っているから、ブロークンだからと恥じて諦めるのは、全くもったいのないことだと思う。
 
 やろうと思えば、虚数で愛を語ることだってできるはずなのだ。iのi乗とか。
 
 「最高」と何度言ったか分からない。すべてが完璧に計算しつくされていた。5時半に打ち逃げを決めた結果、夕焼けに染まるビル街とトラス橋が眼前に突如広がる。アフリカの夕日がどうこう、船乗りの愛人がどうこう、なんて想像が吹き飛ぶ。道にはまったく迷わない。6回くらいから、すっごくいい席で、たこ焼きのような、豚のお好み焼きのようなお祭りフードをたらふく食べながらの観戦となった。何度となく沸き起こるウェーブやブーイングに興奮。キスカムのトリでなぜか足を首の後ろに回すヨガをしはじめる少年に大喝采。9回表で点を取られたと思ったら裏で出るホームラン、そして花火がドーン。にらみ合いのような果てしない延長戦ながら、素晴らしいストップあり、きわどいセーフのビデオ判定あり。結局、16回裏、12時半に唐突にホームランが出てさっくり終わる。また大興奮。これで負けてたら最悪しかなかった。魅せるねえ。よくわからないけど駐車場はタダだった。AORは眠い。パナメーラ欲しい。偽アーチのある街でテキーラサンシャインに変えて、無言の帰着をする3時半。とろけそう。
 
 また写真を撮って録画を消すという暴挙に出ている。雑なスクラップ帳を作っている。グロテスクな幼稚園の子供たちのように。だから言ったのさ。テレビなんて録画してまで見るものではないのだと。
 
 はい、1GB突破でーす。
 
 
夢と胸 焦がすは午後の 甘味料