ghouten’s diary

mi amas mono.

いい人だけど鼻血が出てる

 パンは戦後に普及した。たかだか70年の歴史だ。米国の占領政策の一環だった。それなのに、いまや日本では米国よりもうまいパンがこんなに手軽に手に入る。たかだかスーパーマーケットや駅ナカごときで、菓子パン、惣菜パンなんて充実しすぎるくらい充実していて、どう考えても本家越え状態だ。それで良いのか米国。あと、そんな状態なのにいまだに小麦の自給率が上げられない日本も、それで良いのか日本。世界は矛盾と無駄に満ち満ちている。

 半年近く待ち、ついに納車だ。ダウングレードだ。まあしかし、大きい車も小さい車もそれぞれの良さがあるのだ。確かに、後ろに人を乗せるなら大きくゆったりした車が良いし、収納も多けりゃ便利だ。フルサイズSUVに憧れたりする。でもチョイ乗りの使い勝手の良さと、ソリッドな運転感覚なら小さい車だ。ホットハッチ的な車にも乗ってみたくなる。ざっくり言って大型SUVとコンパクトスポーツの2台持ちならどんな時も万全に応えられるのだろうし、どうせならいろいろ乗り換えてみるのが楽しいだろうし、結局レンタカー最強というところで落ち着いた。

 生物としての「充分勝った状態」とは。生殖可能期間の半分を浪費する意味とは。核家族化という絶滅政策・・・。嫌なことばかり考える。いかに現代社会が、自分の現実が、生物学的な原則、当たり前から乖離しているか。まったく、生物学は信奉すればするほど厭世的になる、死に至る思想/宗教だ?

 腐っても世界のトヨタ自動車、世界のトヨタ紡織。内装はワンランクもツーランクも上なのだ。そしてそれをぶち壊す、がっかりオーディオ。カーナビみたいなタッチパネルは本当に必要だろうか。シンプルな単色ELのほうがオシャレだと思うのは、頭が昭和だからだろうか。

 仕事が楽しくて困る。何も実質的・技能的には解決していないのだが、心持が変わった。一年間どこかでくすぶっていた心のわだかまりが、嘘のように氷解したのだ。不思議なもので、思い詰めてどん底に近づいた時にこそ人に救われるのだ。本当に自分は恵まれている、運が良いと思う。

 演歌歌手がくねくね踊りながら歌う。動きすぎてて不安になる。目が回る。脳内アセトアルデヒドが分泌される。

 サービスが落ちてるのか分からないけど、うまく投稿できない。おまけに超過料金になりそう。明日マック行って投稿する。

 知らぬうちに節分が過ぎている。ピーナッツなら歳の数以上に食べているんじゃなかろうか。流れないけど鼻血が出てる。


夢語る 眠みひとつを ともにして