ghouten’s diary

mi amas mono.

空飛ばぬ夢見る絨毯

昨日の夕方から、眠りすぎては夢ばかり見ていた。一度は電話のベルに起こされ、しまった寝過ごしたかと思ったらまだ夜の10時。その後も何度か目覚めるがことごとく夜なのだった。

青い色をしたカクテルを、学校の廊下で飲む。ちょっと気恥ずかしいので、窓から少し乗り出すように、外をぼーっと眺めながら。結構アルコールがきつくて、ソーダ水?で少しずつ割らないと飲めない。悪いことに、上のほうの青い部分はまだましで、下のほうの透明な部分がアルコールの濃い部分なのだ。あと、グラスが100円ショップで売っていそうな、なんだか安っぽいグラスだなあと思う。というか、私は未成年なのにこんな堂々と飲んでて大丈夫なのだろうか。あれこれ思索したり同級生の干渉をかわしたりしながら、なんとか飲み干す。

シャワーに入っていると、すりガラスの向こうを人影が通り過ぎる。あわてて戸を開けて顔だけ出すと、部屋を管理人さんと小学生くらいの女の子が見ていた。そして「あなた部屋を水浸しにしてたでしょ! そういうことされると困るんだけど! しかもそれによって、あなたが飼ってた金魚まで死なせたでしょ! どういうつもりなの!」と、完全に暴かれてしまう。私は無力感と敗北感のあまり、反射的に号泣しながらただ何度も謝る。シャワーから頭だけ出したマヌケな格好で。にしても、ここはどこのアパートだろう。一階建てで無機質、どこかトレーラーハウスのようでもある。

窓から大きくせり出した転落防止柵のようなところに裸で座って涼んでいる。下までそんなに高さが無く、手が届きそうなところに郵便ポストがあるのが見える。これって外に対して丸見えの場所なんじゃないのかな、いいのかな、と思う。

いつの間にか、座っているところはバスの最後部の座席だった。かと思うとバスはにわかにバックし始める。周りに座っているのはみんな犯罪者で、このままどこかに激突して“処分”されるのだ。間一髪の所で謎の手段を用いてバスから脱出し、四足歩行で逃げ出す。事務机やロッカーの上をぴょんぴょん飛び移って逃走し、三階から落ちてもなんともない。「さすが、逃げの○○だ!」みたいな野次が聞こえる。いつの間にか、逃走中に三階から落ちるが死なない、という実績を何度か作っていたらしい。どこまで逃げればいいのか分からないが、とりあえず町並みに紛れられそうな鶴見中央の方向に逃げていく。

ある富豪が、自分のゴルフしている姿を召使に撮らせようとしていた。召使はカメラ付きのラジコンヘリコプターを操作しているのだが、どうも主人の意図をよく理解できないらしく、変な方向にホバリングさせては主人に怒られている。ようやく主人がナイスショットを打ったかと思えば、ボールがヘリコプターにぶつかって跳ね返されてしまう。召使は“てへぺろ”しながらヘリコプターのローターを自分の頭に当ててしまう。当てた部分の髪が刈られて、部分坊主になる。そこで映像が止まりナレーションが入る。「この二人が三年後、あんな事件を起こすのだ。信じられるだろうか」みたいなことを言う。

廊下を歩く。壁に学生時代の写真が何枚も貼られている。案外自分も捨てたもんじゃないじゃん、と思う。しかし奇妙なのは、素晴らしい笑顔の上に真正面の写真であることだ。はて。いつ撮ったんだろう。

仕事の夢や、寝たり起きたり寝坊したりする夢は何度か見たかもしれない。どうも最近、駅(空港?)をさまよう夢や、バスに乗る夢をよく見るような気がする。人生のレール喪失のメタファーだ。

怪しい噂話やいろんな人の憶測に一喜一憂。。夏から続くこの生活に、もう疲れてきた。妄想疲れだ。未来がめまぐるしく移り変わる。極端から極端へと何度も振れる中で、精神エネルギーが音を立てて削られていく。段々、いつもピリピリしている、笑わない、怖い人になっていないだろうか。何かと噛み付きがちになっていないだろうか。ますます姿勢が悪くなっていないだろうか。

滑り込み登校や遅刻ばかりの週だった。総じて不規則で爛れてた。洟が断続的に出てた。

 

助かりたい。